目次
J-REIT(Jリート)の分配金利回りは、株の配当利回りより高め
少額から始められる不動産投資、J-REIT(Jリート)について紹介したいと思います。
REITは、不動産を投資対象とする投資信託のことです。
投資信託とは
国内株式・海外株式・国内債券・海外債券など
国内外の株や債券などに投資する金融商品です。
複数の銘柄に投資できるのでリスク分散できるのが特徴です。
REITも同様に複数の不動産に投資するのでリスク分散できます。
日本では主に国内不動産に投資することからJ-REITと呼ばれています。
J-REITのしくみ
大勢の投資家から少しずつ集めたお金をまとめて、複数の不動産に投資します。
家賃収入などの不動産の利益は、投資家に分配金として分配されます。
J-REITのメリットは?
J-REITは、一体どんなメリットがあるのでしょうか?
次のようないくつかのメリットがあると考えられます。
1.少ない資金から始められる
一般的に不動産に投資するとなると、数千万円単位の大金が必要ですが、
J-REITなら1万円から100万円程度の少額で投資できます。
2.リスクが少ない
投資信託なのでリスクが分散されています。
ある不動産がダメになっても他の不動産が良かったりします。
3.手間がかからない
運用会社が不動産の維持管理を行います。
そのため、例えばマンション入居者とのトラブルや管理費用などの手間がかかりません。
4.時間がかからない
実物の不動産では売り買い探しが大変です。
J-REITは、東京証券取引所に上場しているので売買相手がすぐにみつかります。
J-REITは、このようなメリットによって、株に投資するような感覚で不動産に投資しやすくなっています。
J-REITには、どんな銘柄があるのか?
J-REITには、どんな銘柄があるのか?
次のサイトで銘柄の様々なランキングを見ることができます。
http://www.japan-reit.com/ranking/
個々の銘柄を見ると投資口情報が見れます。
投資口価格とは、1口当たりの価格で、株で言うと株価に相当し、
この額から購入することができます。
分配金利回りとは、株で言えば配当利回りに相当します。
東証一部の平均配当利回り → 約1.5%
J-REITの平均分配金利回り → 約4.2%
J-REITの分配金利回りは、株の配当利回りより高い傾向にあります。
J-REITは、どうして利回りが良いのか?
J-REITは、どうして利回りが良いのか?
不思議に思う方も多いかと思いますが、これは、一つには利益の90%超を配当すると、実質的に法人税が免除されるため、利益の90%超を配当するためです。
J-REITの選び方は?
では、J-REITは、一体どんな選び方をすればいいのでしょうか?
まずは、次のような見方で選ぶのがおすすめです。
1.どんな不動産に投資しているのか自分で分かるものを選ぶ
2.分配金利回りはどれだけなのかをチェック
3.儲かっているかどうか利益をチェック
初心者にオススメなのが、J-REIT ETFです。
ETFとは、上場している投資信託のことです。
J-REITにもETFがあります。
J-REITには、日経平均株価のような東証REIT指数があります。
東証REIT指数に連動するETFは、値動きが分かりやすいです。
しかも東証REIT指数に連動するJ-ETFは、次の7種類だけなので選び安いです。
・上場インデックスファンドJリート隔月分配
・NZAM 上場投信 東証REIT指数
・MAXIS Jリート上場投信
・SMAM 東証REIT指数上場投信
・シェアーズ JリートETF
・ダイワ上場投信-東証REIT指数
まとめ
少額から始められる不動産投資、J-REIT(Jリート)について紹介しました。
J-REITのメリットにあったように、投資信託なのでリスクが少ないといった特徴があります。
その分、大儲けは難しいですが、資産を株や債券以外のものにも分散しておきたいといった人にオススメなのかもしれませんね。